地獄の絵本を読んで育った子はどうなるのか。

うちの子にも読ませようかなと思って調べたら、数年前にブームがあったらしいですね。

実は私、子供のころ読んでいました。

お寺の保育園に通っていたので、保育園の本棚に入っていたんです。

我ながらキモい子供時代だと思います。

こんな本を自ら選んで読んでいたなんて。


この本は読んだ方がいいという意見と、子供をこんなもので脅すのはよくないという意見と分かれているようですね。

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実際に読んで育った私がどうなったか紹介します。


自主的に読んでいたので一般的な事例ではないと思います。

私がこの本を読んだのは保育園の年長さんの時だったと思います。

ひらがなが読めていたので。

読んで、感じたのは悪いことはしてはいけないなという事です。

遠い昔なので記憶は定かではない。

おてんとうさまは見ているってやつですね。

私は子供時代はおとなしくていい子でした。これは元々の性格。

やっぱり悪いことをすると地獄に落ちるから、してはいけないというのはこの本の影響なので、常に根本にありました。

親より先に死んではいけないと言うのもずっと心にありました。

強烈な内容なので、一度読んだだけでも頭に刻み込まれたんだと思います。

これが、トラウマと呼ばれる物なのでしょうか。


なので、だれも見ていないからとかバレなきゃいいやという、ずるい発想はしませんでした。

素直に生きるのがいいのか悪いのかはわかりません。子供のうちは素直が一番だけどね。

嘘もつけない人間だったので、苦労したこともたくさんあります。

これは絵本の影響か性格なのかわかりませんが。

なので、ずる賢い人間を尊敬する部分もあります。


トラウマになりつらかったと感じたことはありません。


自分で好んで読んでいたからかな。

反対にいいことをすれば天国に行けるというのも信じていました。

いいことしても、誰にも気付いてもらえなくてもお天道様は見てる。

因果応報でいつかは報われると信じていました。今でもそう思っている。

今でも、徳を積むとかそういう考え方が大好きです。

これは絵本の影響とは関係ないですね。

お寺の保育園だったからと言うわけでもなく、私の好みの問題だと思う。


読む子供によるのかもしれない。


なので、私のように自主的に読むのはいいのだと思う。

興味があったから読んだだけ。

誰に強制されたわけでもない。絵本を使って脅された訳でもありません。

なので、さりげなく本棚においておくのがいいかも。

私はこんな世界があるのかという好奇心から読んだだけです。

絵本なのだから、信じるも信じないも自分次第だということもわかっていました。

絵本を全部信じたら、困っていたらアンパンマンが助けてくれるということも信じなくてはいけません。そのくらい子供でも案外わかっています。

もしかして、本当なのかなーなんて思うことはありました。

でも、絶対だと信じることはありませんでした。

大人からこんなことすると地獄につれてかれるよ~なんて言われたら本当なんだと信じてしまうかもしれませんね。

やっぱりそういう使い方ではなく、自分の意思で読むのがいいと思う。


私にとって、とても印象深い本です。


怖いから嫌いという気持ちは全くないです。

娘に読ませたいと思ったほどですから。

なんで、娘に読ませたいかと思ったかというと、これで脅すのではなく、悪いことをしたらいずれ自分に返ってくるということを知ってほしい。

地獄に落ちるというのは極端だけど。

因果応報をいうものを知ってほしいなとは思います。

お友達をいじめたりしない、優しい子になってほしい。

脅しとしてつかうのではなく、さりげなく本棚に置いといて、子供に自分はどうかな?命を大切にしているかな?と考えてみてほしい。



ちなみにうちの子は


同じくお寺の幼稚園だったので、幼稚園の本棚にあり、読んだことがあるか聞いてみたところ
「いつも、お友達に取られて一回も読めなかった。」

と、うーん。案外あの年頃の子供には人気なのでしょうか。


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